ミシェル・フーコー
何度かチャレンジしては挫折してきたフーコーに思い切ってチャレンジ。
挫折し続けてきた『狂気の歴史』は鬼門と判断して、まずは
- 作者: ミシェル・フーコー,Michel Foucault,田村俶
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1977/09
- メディア: 単行本
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を読んだ。そしてその緻密さに終始圧倒されてしまった。すごいよ凄すぎる。世界を見る目が変わってしまうような本だった。上手くまとめられないのが悔しい。
- 作者: 花輪和一
- 出版社/メーカー: 青林工芸舎
- 発売日: 2000/07
- メディア: コミック
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『監獄の誕生』を読んでいて(特に後半)、思い出したマンガ。モデルガン好きが高じて改造ガンを所持していた為に懲役を喰らった著者が刑務所の中を細密画に近い緻密な描写で描き切っている。刑務所という中で、どんな風に人間が鋳直されようとするのかが分かって面白い。
- 作者: 重田園江
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2011/09/05
- メディア: 新書
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フーコーをこよなく愛する著者によるフーコーの解説書。多分新書でフーコーの解説書としては一番いいんじゃないかな?
『監獄の誕生』を中心に据えてフーコーの、特に後期以降のフーコーの丁寧な解説とさらなるフーコー読解の手引きに必要な知識を教えてくれる良書。
とにかく著者のフーコーへの愛が伝わってくる。あとフーコー『監獄の誕生』の副読本として花輪和一『刑務所の中』を挙げられていたのには賛成だわ。
フーコー・ガイドブック―フーコー・コレクション (ちくま学芸文庫)
- 作者: ミシェルフーコー,小林康夫,松浦寿輝,石田英敬,Michel Foucault
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/11
- メディア: 文庫
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ガイドブック。フーコー自身の論文や研究者達による解説など、多岐に渡るフーコーの探求を手際良くまとめてると思う。巻末の年表も良くできている。でもなんか物足りない気がする。
あとフーコーの論文を収録した理由(というかその論文をチョイスした理由)が良くわからなかったりするので、ところどころ初心者に不親切な部分があった。
- 作者: ディディエエリボン,田村俶
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1991/11
- メディア: 単行本
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異色の思想家であるフーコーの詳細な伝記。
伝記部分7割。思想の解説3割って所だったかな。フーコーをとりまく状況がよく分かって、とてもいい本だと思う。でもかなり少し長いかも(汗)。
それと読んでいて、フーコーがアップルの故ジョブズに二重写しに見えてきた。二人ともスキンヘッドだし、タートルネックが好きだし恐ろしく独創的だし(笑)
- 作者: ヒューバート・L.ドレイファス,ポールラビノウ,Hubert L. Dreyfus,Paul Rabinow,井上克人,高田珠樹,山田徹郎,鷲田清一,北尻祥晃,山形頼洋,山本幾生
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1996/07
- メディア: 単行本
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評価の高い解説書。まだフーコーが存命中に書かれていて、その時点でのフーコーの業績をまとめた中間報告書で、フーコーがとったアプローチの批判的検討をした本。
かなり歯応えのある本だったけど、フーコーの思想の奥深さを知ることができた。
- 作者: 桜井哲夫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/05/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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分かりやすいフーコー解説本。テーマごとにまとめられていたので、頭の良い整理になった。
- 作者: ミシェル・フーコー,Michel Foucault,渡辺一民,佐々木明
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1974/06/07
- メディア: 単行本
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その筋でも難解で有名な本らしい。『ミシェル・フーコー』の著者も分からなくても全然平気って言ってたし。今までの人生の中で読んできた本の中でも、確かにトップクラスの難易度で10ページ読むのに1時間ぐらいかかることもあった(汗)。
『言葉と物』っていう題名なのに本当の内容は「人間の認識の変化」についての考察。
何冊も解説書を読んで準備してきたのに理解できた気があまりしない。ものすっごい目の良い人に「ほら、あそこに珍しい蝶が飛んでいるよ。すごく美しいから見てごらん」って言われて、目が悪い自分が必死になって目を凝らしている・・・。そんな感じ。
5冊の解説書と2冊の著書の合計7冊のフーコーの本を読了。
しばらくフーコーはお腹一杯かな。でもまた彼の本は手に取りそう。長い付き合いになりそうだ。