『はじめてのデモクラシー講義』 岡田 憲治著
- 作者: 岡田憲治
- 出版社/メーカー: 柏書房
- 発売日: 2003/09
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 2回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
前半はかなり飛ばしているけど、デモクラシーの発展の歴史の要点をキッチリと押さえていてなかなか面白かった。でも後半はちょっとなぁ・・・。岡田さんは左右のイデオロギーから距離を置こうとする意志は感じられるんだけど、安保闘争とかの話になると昔の記憶が蘇るのか(笑)、左派に同情的になってしまっているなぁって思った。安保闘争に参加したって御歳ではないはずなんだけど・・・。
ただ、鶴見俊輔さんや小田実さんとべ平連の評価はなかなか面白かった。左派からの評価ではあったけど、何故評価されていたのか、今まで分かんなかった(特に小田さん)ので参考になった。
全体的に非常に平易な語り口で分かり易いので、高校生ぐらいで政治に興味がある人が読むといいかもしれない。