明け方ごろの読書日記

ほぼ読んだ本の備忘録にしています。たまに映画や身辺雑記的ことも書いています。2014年2月から3月までの記事は、2009年頃から2014年3月までに読んだ本を時系列無視で一気にアップしたものです。

『ナポレオンの元帥たち―栄光を追い求めた二十六人 』ロナルド・フレデリック 著

ナポレオンの元帥たち―栄光を追い求めた二十六人

ナポレオンの元帥たち―栄光を追い求めた二十六人

  • 作者: ロナルド・フレデリックデルダフィールド,R.F. Delderfield,乾野実歩
  • 出版社/メーカー: 牧歌舎
  • 発売日: 2008/07
  • メディア: 単行本
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ナポレオンに焦点を当てた本は多いですけど、この本は彼に従って戦った元帥達に焦点を当てた本です。登場人物が知らない人ばかりだったので名前を覚えるのが大変でした(笑)

フランス革命が起こった時期からこの本はスタートします。
フランス中が大混乱な中で、後に頭角を現す未来の元帥達がどんな言動をしてどういう風に活躍をしたかが丁寧に書かれていきます。
さすがにナポレオンが本格的に登場するとナポレオンを主軸にして話が進んで行きますが、こんな個性的な元帥達をしっかり統率できるのはナポレオンぐらいの天才じゃないと無理です(笑)。

元帥になった者は26人もいるわけですが、彼らの経歴も非常に幅広いというか色んな人が居ます。たとえば国軍の兵士や将軍がいたと思えば、密輸業者がいたりと多士済々です。
ナポレオン、ひいてはフランスの栄光を支え、消えていった彼らの物語は本当に面白かったです。

田中芳樹さんの『銀河英雄伝説』とかがお好きな方には絶対にお奨めです。