明け方ごろの読書日記

ほぼ読んだ本の備忘録にしています。たまに映画や身辺雑記的ことも書いています。2014年2月から3月までの記事は、2009年頃から2014年3月までに読んだ本を時系列無視で一気にアップしたものです。

古典を読む2

吉本隆明『転向論』
江藤淳『成熟と喪失』
 以上読了。
 『転向論』は呉智英氏の『吉本隆明という「共同幻想」』を読むための準備として読んだ。書かれた時代が昔過ぎるのでイマイチ共感まではしなかったけど、まぁなんとか言ってることは理解できた。
 『成熟と喪失』はマザコンと文学を論じた批評にしか思えんかった。なぜかTV版エヴァを思い出した。
 『死に至る病』もそういえばエヴァの16話で使われていたな。死に至る病=絶望であり、そこから考える人間の本質とは?ってことを論じてるようにみえた。まぁ、キリスト教徒じゃないと、共感したと思っても上っ面だけの共感になりそうな内容だった。読んでいると「絶望」がゲシュタルト崩壊を起こして「糸色望」に見えてしまった(笑)。