明け方ごろの読書日記

ほぼ読んだ本の備忘録にしています。たまに映画や身辺雑記的ことも書いています。2014年2月から3月までの記事は、2009年頃から2014年3月までに読んだ本を時系列無視で一気にアップしたものです。

『中吊り倶楽部 「メディアの辻説法師」と「業界の地獄耳」の高級時事漫談』 宮崎哲弥,川端幹人著

中吊り倶楽部 「メディアの辻説法師」と「業界の地獄耳」の高級時事漫談

中吊り倶楽部 「メディアの辻説法師」と「業界の地獄耳」の高級時事漫談

 この連載は小泉純一郎郵政解散を行う少し前ぐらいからの3年間を単行本化したものだ。
 連載期間は2005年8月~2008年8月だ。2013年現在から見れば中途半端に過去のトピックが多いのだろうと思いながら読み始めてみたけど、意外なほど「古さ」を感じなかった。
 安倍首相や飯島秘書官、菅官房長官など今の政治舞台の最前線で活躍している人が多く登場するのが原因だろう。ホリエモンも出てくるし(笑)。

 表紙に「危険な話をタブーを破ってぜんぶ語ってしまった!」とある。全部かどうかは分かりかねるけど、相当多くのタブーなるものの存在を知ることができて面白かった。
 しかし、宮崎さんには驚いたわ。どっちかっていうと学究肌だという先入観があったので、政局ネタやら経済ネタとか、週刊誌などが扱うような事情にここまで通じているとは思わなかった。彼の意外な一面を知った。

 あと石原慎太郎の批判の少なさへは前々から疑問だった。僕が関西圏に住んでいるから知らないだけで、首都圏のメディアでは批判されているのかと思っていたら、そうでもないみたいだ。少し冗談めかしてだけど、彼が作家であることが大きいみたいだ。なんじゃそりゃ・・・。
 

事件の真相!

事件の真相!

 『中吊り~』があまりにも面白かったので、よく調べずに購入。しかし『中吊り~』の前半の内容とほぼ一緒だった・・・。言い回しとか微妙に違うだけだったので、買って損した・・・。