『国際紛争の読み方』 ジェイムズ・F. ダニガン著
- 作者: ジェイムズ・F.ダニガン,オースティンベイ,小川敏
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 1986/05
- メディア: 単行本
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9.11はもちろん冷戦終了前に書かれた本なので、今の情勢分析にはそのまま使うことはできないが、冷戦末期の世界の状況がどうだったのかを知る上では有用かな。
米ソの二大超国下での冷戦体制は、そのイデオロギーをもって各地の民族紛争などの噴出を押さえていたと思っていたけど、実際はそうではなかったのだと新鮮な発見があった。
あと読んでいると、佐藤大輔『主砲射撃準備よし!』の湾岸戦争の分析をしているページを思い出した。きっとあの部分は本書から甚大な影響を受けているのだろう。