明け方ごろの読書日記

ほぼ読んだ本の備忘録にしています。たまに映画や身辺雑記的ことも書いています。2014年2月から3月までの記事は、2009年頃から2014年3月までに読んだ本を時系列無視で一気にアップしたものです。

『ザ・ホワイトハウス 〈セブンス・シーズン〉』

ザ・ホワイトハウス 〈セブンス・シーズン〉セット1 [DVD]

ザ・ホワイトハウス 〈セブンス・シーズン〉セット1 [DVD]

 アメリカの大統領とそのスタッフを描いた政治ドラマ『ザ・ホワイトハウス
 ファースト・シーズンから見続けてやっと最終シーズンまで制覇。
 大体150話近いドラマだったので、ファースト・シーズンから足掛け5年ぐらいかかったな。
 日本で政治ドラマっていうと、昔やってたキムタクのドラマとか三谷幸喜さんのドラマとかを比べてしまうんだけど、本当にレベルの違いっていうか、脚本家の力量の差が段違い過ぎてびびる。
 向こうでも政治ドラマはヒットしないっていうジンクスを壊したっていうぐらいの完成度で、エミー賞を4年連続で受賞したのもうなずける良質のドラマだった。

 このドラマは4シーズンまでが神で、それ以降は脚本家が変わったこともあり正直イマイチ感が漂う仕上がりだった。でも6,7シーズンではこれまでのシーズンと違って、ドラマの中心がホワイトハウスの中で繰り広げられるドラマから、新しい大統領選挙予備選挙からじっくり描いていく方向になっていて、これはこれで実に興味深い。
 日本人からはちょっと分かり辛い大統領選挙を候補者の選定から予備選挙、本選挙を経て新大統領就任までを観る事ができる(しかも30話近く使って!)のが面白かった。
 特に本国では生放送で二人の大統領候補が討論する回はすごかった。まるまる1話(45分ぐらい)使っての討論で、民主党、共和党が主張しそうなことを織り込んで討論していて、DVDで見てもその緊迫感は良く伝わってきた。

 超大国アメリカの政治風土や民主党と共和党の違いや、アメリカの政治エリートたちがどんな風に政治を動かしているのを観ていると、日本の政治とどうしても比べてしまってホントにトホホって気分になってしまうわ・・・

 もう今後2,30年はこんな水準の政治ドラマなんて創れないだろうな。また、ファースト・シーズンから観てみよう。