明け方ごろの読書日記

ほぼ読んだ本の備忘録にしています。たまに映画や身辺雑記的ことも書いています。2014年2月から3月までの記事は、2009年頃から2014年3月までに読んだ本を時系列無視で一気にアップしたものです。

『『ブッダ 真理のことば』 2011年9月 (100分 de 名著)』 NHK出版著

『ブッダ 真理のことば』 2011年9月 (100分 de 名著)

『ブッダ 真理のことば』 2011年9月 (100分 de 名著)

これもNHKの番組「100分 de 名著」から生まれた本。
 日本において仏教は数多くの宗教者によって多彩な展開を見せたけど、この本では一番古いとされるブッダの教え(つまり一番ブッダの教えを留めている)をもとに、仏教の考えを解説している。
 この本も薄い本ながら、原始仏教の考えを解説しつつ現代にどのように応用していけばいいかを書いてあり、内容的にはとても深い。学生の頃に『ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)』とか読んでいたけど、なんとなくでしか理解できなかった思い出がある。でも、この本を読んでいれば、もっとよりよく『ブッダのことば―スッタニパータ』を理解できていたのかなぁって思った。
 
 「100分 de 名著」シリーズはニーチェの本もよくできていると思う。後はもう少し安かったらなぁ・・・