明け方ごろの読書日記

ほぼ読んだ本の備忘録にしています。たまに映画や身辺雑記的ことも書いています。2014年2月から3月までの記事は、2009年頃から2014年3月までに読んだ本を時系列無視で一気にアップしたものです。

『春琴抄 (新潮文庫) 』谷崎 潤一郎著

春琴抄 (新潮文庫)

春琴抄 (新潮文庫)

いやぁ、やっぱり谷崎はエロいわ(笑)
 高1ぐらいに『刺青』を読んで、そのこってりした描写に衝撃を受けたものだったけど、15,6年ぶりに谷崎を読んでみるとやっぱりそのこってりした描写で実にエロティックだった。
 ストーリーは、よく知られているように盲目の美女を崇拝する男の話だが、その愛が倒錯的で面白かった。谷崎の他の小説も読んでみたくなった。