明け方ごろの読書日記

ほぼ読んだ本の備忘録にしています。たまに映画や身辺雑記的ことも書いています。2014年2月から3月までの記事は、2009年頃から2014年3月までに読んだ本を時系列無視で一気にアップしたものです。

『 桜の園 (岩波文庫)』 チェーホフ 著

桜の園 (岩波文庫)

桜の園 (岩波文庫)

チェーホフ四大戯曲の一つだけど、読んでもよく分からなかった(汗)
零落しつつある地主階級を描いた戯曲らしいんだけど、登場人物の行動原理がよく理解できなかった。

 特に経済的な破局を回避するために、思い入れがある桜の森に囲まれた園を別荘地として売り出せば、その破局は回避できるとの提案を女地主のラネーフスカヤがなかなか受け入れることが出来ず、結局桜の園の思い入れのある桜が大規模に伐採されることになるという結末は何を表現しているのか理解に苦しんだ。