明け方ごろの読書日記

ほぼ読んだ本の備忘録にしています。たまに映画や身辺雑記的ことも書いています。2014年2月から3月までの記事は、2009年頃から2014年3月までに読んだ本を時系列無視で一気にアップしたものです。

『サハリン争奪戦〈上〉 (C・NOVELS) 』大石 英司著

サハリン争奪戦〈上〉 (C・NOVELS)

サハリン争奪戦〈上〉 (C・NOVELS)

サイレント・コアの音無隊長が久々に活躍してます
個人的には音無隊長の部下にあたる土門、司馬さんのお二人の方が愛着というか馴染みがあるので最初の方は、ちょっと違和感がありました

サハリンの資源開発の利権をめぐってロシアのドロドロとした昔ながらの政治的暗闘に、否応なく巻き込まれてしまった音無隊長はやがてアフガンで活躍した伝説的な軍人と戦うことになります
なんていうか、昔ながらの政治的暗闘と、資源開発エリア現代的な設備(ほとんど宇宙ステーション)は本当に対照的です

この本は著者の得意としている軍事サスペンスというよりも、もっと一般向きなジャンルに分類されても良いと思う
上下巻で完結してるみたいなので、意外に幅広い読者にお勧めできると感じました