明け方ごろの読書日記

ほぼ読んだ本の備忘録にしています。たまに映画や身辺雑記的ことも書いています。2014年2月から3月までの記事は、2009年頃から2014年3月までに読んだ本を時系列無視で一気にアップしたものです。

『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん episode.0 回遊と誘拐 [DVD]

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原作は未読で、大政絢さん目当てで観てました。いやぁ~、制服姿の絢さん可愛いわ(笑)
 原作がライトノベルということで、ストーリーにはあまり期待してなかった。内容は誘拐事件の被害者達が成長してから再会して、お互いに失ったものを取り戻そうっていう話だった。
 ライトノベル特有のカリカチュアされた登場人物の行動も所々あったことはあったけど、違和感を感じるっていうほど酷くはなかった。ただ、昔主人公達が巻き込まれた誘拐事件のシーンで、理解するのに時間がかかったシーンがあった。ギャグと思いきや、本気の展開だったので、しばらく混乱した。

 映画自体は良かったと思う。珍しく主演女優目当てで観た映画だったけど、なかなか良く出来た映画で、観終わると切ない気持ちになった。
 まーちゃんというキャラクターは元々資産家の令嬢ということらしい。ラノベのキャラクターらしい奇矯な言動をしても、キャラ設定通りにどこか品があり愛らしい、まーちゃんという役を大政さん上手に(ってプロの女優さんに対して失礼な表現だけど)演じていて、とても良かった。
 amazonの評価は真っ二つだし、多分観る人を選ぶ側面がある映画なんだろうけど、個人的にはすごい良い映画だったと思った。

 ラストで明かされるまーちゃんとみーくんの真実は衝撃的だった。確かに「嘘つきみーくん」だし、「壊れたまーちゃん」だったわ。ラストシーンでまーちゃんは笑顔だったけど、まーちゃんが本当に幸せになる日って来るのかなぁ。