『西欧政治思想史』 シェルドン・S.ウォーリ著
- 作者: シェルドンS.ウォーリン,Sheldon S. Wolin,尾形典男,佐々木武,佐々木毅,田中治男,福田歓一,有賀弘,半沢孝麿
- 出版社/メーカー: 福村出版
- 発売日: 1994/08
- メディア: 単行本
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- 作者: シェルドン・S.ウォーリン,尾形典男,福田歓一,有賀弘
- 出版社/メーカー: 福村出版
- 発売日: 1983/05
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- 作者: シェルドン・S.ウォーリン
- 出版社/メーカー: 福村出版
- 発売日: 1977/12
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西欧政治思想史〈4〉自由主義と政治哲学の凋落 (1975年)
- 作者: シェルドン・S.ウォーリン
- 出版社/メーカー: 福村出版
- 発売日: 1975
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小難しい言い回しは無いのに何故か頭になかなか入ってこないストレスの溜まる文章だった。訳者が何人もいて、翻訳する期間も10年近く掛かったらしいから、その影響が出ているのかもしれない。
内容は面白いには面白かったが、思想家のチョイスに偏りがあったりして、これ一冊で西欧政治思想史を網羅的に勉強するのは無理があるんじゃないかなぁって思った。
特に古代ローマを扱った部分では、古代ローマ人は実際的な人間で、プラトン的な政治的な美徳を目指して政治を行おうとするよりも、ひたすら利害調整に励んだとして古代ギリシャと対照的だとしているところ(キケロは?)とか、原著の発行時点を考えればしょうがないが、現代を扱った部分に相当な偏りがあると感じた。
正直、何冊も政治思想史の本を読んで毛色の違った物を読んでみようと思ったときでないと、無理して読むものではないと思った。
しかし、5分冊もあるとは思わなかった・・・。疲れた。あと、原著は翻訳し辛い文章で翻訳するのに苦労したと後書きで書いてあったけど、翻訳し辛い文章ってどんな文章やねん。