『 ティーガー戦車隊〈―第502重戦車大隊オットー・カリウス回顧録』 オットー カリウス 著
ティーガー戦車隊〈上〉―第502重戦車大隊オットー・カリウス回顧録
- 作者: オットーカリウス,Otto Carius,菊地晟
- 出版社/メーカー: 大日本絵画
- 発売日: 1995/03
- メディア: 単行本
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ティーガー戦車隊―第502重戦車大隊オットー・カリウス回顧録〈下〉
- 作者: オットーカリウス,Otto Carius,菊地晟
- 出版社/メーカー: 大日本絵画
- 発売日: 1995/12
- メディア: 単行本
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自分が同じ歳だったら、どう行動しただろうって考えながら読み進めました。
20代も前半で当時最強の戦車の一つティーガーに乗って戦うっていうのは凄まじいプレッシャーだったろうなって思ってたんですけど、本書を読む限り使命感はあるけど変な気負いがなく、若者らしいひたむきさで、あの地獄の末期の東部戦線を戦い抜きます。文章も平易で読みやすくお奨めです。
ラストの方で、長期化した戦争に嫌気が差したドイツ国民が、カリウス達がアンブッシュしているところを米軍に教えたりしているシーンとか読むと、ああ本当に戦争末期だったんだなぁって思えてきます。
これがソ連軍とかだとまた違うんだろうけどけど、アメリカだからまだ占領されるのはマシなんだったんだろうなぁ。
あと、著者が米軍のことを「あんな半分素人みたいな連中に負けるなんて」って悔しそうにしていたのが面白かったです(笑)